太田博昭医師へのインタビュー

太田博昭医師 インタビュー
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太田 博昭  (Dr.Ota Hiroaki)   欧州日本人医師会 副会長
精神医学一般および面接、メール、電話、スカイプ(音声のみ)によるメンタルカウンセリング。1949年生まれ、北海道立札幌医科大学卒業後、同大附属病院精神科分院および道内の公立病院精神科勤務を経て、1984年春、フランス政府給費留学医師として渡仏。主な研究テーマは「海外邦人のカルチャーショック」。このテーマの総まとめとして、1991年、トラベルジャーナル社から「パリ症候群」を出版した。他方、1985年4月以来、今日に至るまで30年以上にわたり、フランス・パリ地区のみならず、欧州全域へ渡航する日本人や国際カップルのメンタルヘルス対策に専心している。パリ在住


Q. 
数ある専門の中から精神科を選んだのはなぜですか。
A.
思春期の頃から医師を志していたのですが、その頃から私は医師といえば精神科医だと考えていました。

Q.
なぜフランスへ行こうと思ったのですか。
A.
フランス(特にパリ)がいかに日本人にとって良く美しく映り、実際に訪れたときにカルチャーショックを起こすかを考えたとき、精神科医として向かうべき場所だと思いました。

Q.
日本とフランスでの仕事/職場の違いはありますか。
A. 日本では休みが少なかったです。フランスでは皆、休暇のために仕事をしていると言えます。休暇の間は病棟を半分閉めたり、救急でも長い待ち時間になります。

Q. 長年フランスに住んで、先生ご自身がフランス人らしくなったと感じることはありますか。
A.
もう31年住んでいますが、専門外来で日本人の方と話す機会も多く、そう感じたことはありません。

Q.
国際結婚の難しさや苦労は何だと思いますか。
A.
カルチャーショック、そしてコミュニケーションの違いだと思います。日本人は気を使うのに対して相手は自己主張が強いので、気疲れも多いと思います。

Q.
フランスでは食べることができない、恋しい日本食はありますか。
A. 「本物の、日本でしか食べられない」蕎麦やうどん、麺類全般です。

Q.
精神科医として働くことの魅力は何ですか。
A.
日本と欧米、異なる文化をそれぞれ持つ患者さんの話を聞くことによって考えの幅が広がる事、そして患者さんの持つ文化に合わせて対話をする事がとても意義深いと思います。

太田先生、ありがとうございました。
インタビュアー: 豊田愛 ワルシャワ医科大学

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